Q.鉄パンチングメタル規格品はメ−カ−によって規格が違う?
A.鉄パンチングメタル規格品は国内メ−カ−によって約85%以上は、ほぼ穴やピッチの規
格が似たパンチングメタルを大量生産されています。そのパンチングメタル規格は約90%以
上が丸穴の60度千鳥配列で作られていますが、配列が並列であれば問題はないのですが60
度千鳥であるが故、下記のような誤差がメ−カ−ごとの金型の固定ピッチによりでます。
【例】 6DX9P 3'X6'(914mmX1829mm) 60度千鳥配列の場合 (あくまでも参考例)
2438mm方向は、12Pで抜いていくのでほぼメ−カ−が変わっても同じ。(多少の誤差)
1219mmの方向は、金型固定幅の為、計算上 9PX√(ル−ト)3=15.5884・・・mmを
15.5mm又は15.6mmのどちらかに設定するかで抜き幅が変わります。
仮に86本抜いた(15.5÷2が半ピッチ)として、その誤差は85X0.05=4.25mm
914の余白の振分けでは2mm位なので一見してわかりませんが、違うメ−カ−を並べる
と穴が少しずれます。
継続品や加工方法をそろえたい時には、事前に確認する必要があります。パンチングメタ
ルの規格がJIS等で基準が定められていない事としての1例です。
ただ上記の例はあくまでも規格の違いを表する為に用いた例ですので、金型精度のレベル
が上がっている今日では小数点2位まで設定されていますので頻度が多い孔ピッチの種類
は同じような金型づくりをしているものもあります。但しその規定はない為、上記のよう
な現象が多々ある為に説明致しました。
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