る場所にはる事に違和感を覚えた事が有りました。その頃はアクリル板で採光をとるか、コ
ンクリ−ト壁の一部にスリットをいれて開口を設けたりしていた記憶があります。そして、
その後平成に入ってから各地の公営住宅や民間の集合住宅に使われるようになってから一気
に需要が伸びました。パンチングメタルは、穴があいている事から、光・空気・風を通し、
またその穴の大きさ形、穴と穴とのセンタ−ピッチを変える事での開口率(開孔率)の変更
ができたため、物件に応じて機能や意匠により様々なオ−ダ−を頂きました。JIS規格も
パンチングメタル組合もない為、図面に掲載された各社が適当に割り振ったカタログナンバ
−にも振り回されましたが、現在まで確実に建材の一部として育てて頂きました。
パンチングメタルをベランダにはるお仕事で商品を選んでいくときに、「標準的なもの」
を教えてほしい、また「今は概算だからよく出るもの」で、また「何を基準にしたらよいの
か」などと幾度となくお話しさせて頂いたことを下記にご紹介いたします。ただパンチング
メタルを取り付ける外的要因である下地や枠などは、当方が決めるわけではないので、一般
論として記載しています事ご了解下さい。四方に下地か枠があって、1000mmX1000mm
位のパネルを基準に四方を約300mmPでビス止めする前提でお話しします。それより大き
な枠は、自立性、または強度的な問題があるかもしれません。(要ご相談)
。
【パンチングメタル条件】
板厚・・・・・鉄系なら1.6T アルミなら2.0T ステンレスなら1.5T が一般的
穴・・・一般的には6φから8φで指が入りにくい大きさ。意匠のイメ−ジ、子供向けは別。
開口率・・・30%から40%。 消防法の絡みや特に目隠し要素がある場合は除く。
寸法・・・・・上記下地に合う寸法。
余白・・余白を四方にもうけて取付穴をその部分に明けてビス止めするやり方が一般的。
。
上記の事は、先にも触れましたように、廻りの条件で変わりますから個別にご相談打抜出さ
る前の一般的な条件ととらえてください。