用途別パンチングメタルガイド ビル屋上設備の目隠パネル編
屋上目隠パンチングメタル
マンションや各種集合住宅,商業施設のビルの屋上に、ビル全体の様々
な設備機器が設置されている場合があります。この部分が建物外から
の景観の見栄えが悪くなるのを少しでも軽減する為、ル−バ−のよう
な金物で覆う場合もよく見られますが、パンチングメタルで全体また
は一部をフェンスのように囲んでご使用頂きことがあります。
場合によってはその一部を扉にして出入りするようにもでき、下地となる金物が決まれば、
開孔率や色は自由にできる事が、パンチングメタルでは容易です。やはりこの用途でもパン
チングメタルは、アルミの板厚2.0Tが使われる場合が多く、その際アルミは内装ではとも
かく外部では風雨にさらされると腐食の恐れが有るため、加工後にはアルマイトや焼付塗装
のような表面処理を必要とします。パンチングメタルは穴の小口や切断口から鉄なら錆、ア
ルミなら腐食がはじまる事が多く、劣化防止が必要です。また、目隠しだけでなく意匠的要
素をパンチングメタルで表現したり、広告看板の用途を兼ねる場合もあり、打ち抜く部分や
抜かない部分、自由にご選択できますのでご相談ください。
上記の用途のパンチングメタルは、ほとんどの場合外部の雨ざらしが多い為、鉄のパンチン
グメタルは、塗装などを施しても早期に錆てきますので、予算がなくてもお勧めできません。
また上記写真も枠が上下に分割されていますが、扉幅が約900mm位として高さが1800mm
から2000mm位あればパンチングメタルを2分割するか、中間に下地をいれてビス止めなど
の固定がないと、パンチングメタルの自立性が保てないと思われます。
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